非喫煙者には「タバコの煙を拒否する権利」がある

独り身だと、いつも晩飯を食う場所に困る。4人席しかない焼肉屋には入れないし、酒が飲みたいわけでもないので居酒屋もなんとなく気がひける。となると、だいたいラーメン屋か丼モノ屋か中華屋になる。

ラーメンと餃子を注文して、これ美味いじゃんなどと思いながら食べていると、隣から嫌な臭いがした。タバコの煙だ。隣の席の人間がタバコを吸いだすと、美味い食事の場は一転して地獄になる。チャーハンの上を横切り、ラーメンをすする私の顔に直撃する煙。だんだん煙が立ち込めてきて、だんだん食欲も失せてくる。

タバコの煙のおかげで私の気分は害され、タバコを吸っている奴に殺意さえ覚える。

なんで私はこいつの吐くタバコの煙を吸いながら食事をしなければならないのだろうか?

一旦タバコの煙を意識し始めると、もう食事どころではない。こいつがタバコを吸い終わるまで箸つけるのをやめるか、急いで食事を済ませて店を出て行くかの二択しかなくなるのである。チャーハンやラーメンは有害な煙を吸収し、その毒入りラーメンをすすっていると思うともうやりきれない。

このとき私は、タバコを吸っている人に対して「私の近くでタバコを吸うの、やめてください」と言ってはいけないのだろうか?といつも思う。善良で小心者の一市民である私は、そんあ大それた発言をできるわけもなく、いつもジッと我慢するしかない。

いくらお店が「喫煙OK」と言っているからといって、食べている最中、タバコの煙を吸いながら食べなきゃいけないのか。何も文句を言わず、ただずーっと我慢してなきゃいけないのか。喫煙者が優位すぎやしないか。まるで喫煙者天国、喫煙者パラダイスじゃないか。

ここでタバコの有害性についてよく考えてみてほしい。喫煙者は、非喫煙者に対して、体に有害な「副流煙を強制的に吸わせている」のである。これは「暴行」「障害」などの不法行為と性質は同じだ。人が嫌がるものを強制的に吸わせているという意味では「強姦」と同じだ

タバコを吸う人間は、タバコが嗜好品であり、タバコを吸う自由が保障されているのだと主張するだろう。確かにタバコは嗜好品だが、タバコを吸う自由があるのは、「公共の福祉に反しない限り」である。人に害を与えているという意味で、「公共の福祉に反している」のである。そこを勘違いしないでほしい。

路上喫煙しているバカたち。歩きタバコしているバカたち。通り過ぎるときに強制的に吸わされるタバコの煙に加え、手に持っているタバコの「火」がこちらにぶつかったら火傷をするというリスクを負って、お前ら喫煙者の横を通り過ぎなければならない。また、歩きタバコしているバカの後ろをあると、延々とそのバカの吐き出す煙を吸いながら歩かなきゃいけない。ふざけるなと言いたい。路上喫煙は罰金刑ではなく懲役刑にするなど、厳罰化すべきだと思う。

喫煙エリア「付近」ならタバコを自由に吸っていいと思っているバカたち。喫煙エリアから大幅にはみ出して、「喫煙エリアの近くだからどこでも自由にタバコを吸っていいだろう」というバカたち。渋谷の駅前にある喫煙エリアの横を通り過ぎるとき、いつも鼻をつまんで通り過ぎているんだよ。お前らが吸っているタバコの煙が若干服についたりして、タバコの嫌な臭いがしたりしてるんだよ。非喫煙者からすれば、公共の場所で、なぜお前らが垂れ流すタバコの煙を吸わされなきゃいけないのかと思う。本当に腹立たしい。

タバコを吸う人間は基本的にモラルが低い。臭い。汚い。「喫煙エリア」「喫煙OK」とあれば、そこはまるで自分たちが自由に吸っていい場所のように勘違いしている。吸い殻入れがあれば、そこは「喫煙OK」だと勘違いしている。そして、吸い殻がいっぱいになっても吸い殻を入れ続け、吸い殻から出火して、世にもおぞましい臭いのする煙がもうもうと排出されていることもある。喫煙所のまわりは吸い殼であふれている。そして黒ずんでいて汚い。

なんとなく喫煙者有利になっている世の中は、おかしい。もっと肩身の狭い思いをして、非喫煙者に遠慮しながら吸うべきだ。もし「喫煙可」となっている飲食店であっても、まわりに非喫煙者らしき人がいたら、「タバコを吸ってもいいですか?」くらい聞いていいんじゃないだろうか。もし「ごめんなさい、私の近くで吸わないでください」と言われたら、別の席に移動するくらいの気配りをしてもいいんじゃないだろうか。完全分煙になっていない店は、喫煙者の好き勝手にタバコを吸っていい店じゃないんだよ。

また、特に気になる「喫煙スペース」での喫煙。私がよくいく渋谷の南西口の喫煙エリアは今すぐ撤廃して欲しい。また、新宿エルタワーのB2階にある喫煙所は、今すぐなくしてほしい。喫煙者は、もっと非喫煙者が副流煙を吸わないような隔離された場所でしかタバコが吸えないように規制すべきだ。

追記:

そんなに嫌なら禁煙の店に行けばいいじゃないか、という意見を複数頂戴した。もちろんそれも一理ある。喫煙可と謳っている店にわざわざ行って不快な思いをする必要はない、その非喫煙者にとっての機会損失を避けるべきという合理的な意見だと言える。ただ、それは非喫煙者にとって不利な行動であって、本質的には「喫煙者全員がタバコを遠慮するのが筋」ということを主張したい。

社会に害を与える喫煙者のほうが犯罪者に近い性質を持っているのに、非喫煙者が逃げ回らないといけない現状はおかしいだろう、というのがこの記事の趣旨なので、その意味でも「非喫煙者が優位に立って然るべき」なのである。非喫煙者がタバコを嫌がるなら、喫煙者は空気を読んで他の店にいくなり別の席で数なり、店の表で吸うなりしろ、ということ。

ほとんどの居酒屋は喫煙可である現状、軽く飲みに行こうとしても必ず喫煙者に遭遇する。そのとき、喫煙者が悠然とタバコを吸い続けて非喫煙者が別の「完全禁煙」の居酒屋(そんな店ほとんどないだろうが)を探しまわらないといけないのか、喫煙者が禁煙車に遠慮して、表でタバコを吸うなどの措置を取るのか、どちらが正しいか、ということである。

喫煙天国の日本に慣れきった一般消費者は、非喫煙者が遠慮すべきだという固定観念にとらわれている。もはや「喫煙者優位」の考え方に染まってしまっているとも言える。その考えを改め、「非喫煙者優位」が当たり前の世の中にすべきだ、というのがこの記事の主張である。

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