【介護の現場】一歩つまづくと転落していくだけの人生

うちの母はある日、喫茶店で突然倒れた。救急車で搬送され、結果は脳出血。

ICUで一命をとりとめたけど、左半身に麻痺が残り、言葉もうまくしゃべれない状態。でも、まだ良かった。

手術後しばらくして、リハビリテーション病院に転院。そこでは器具を使いながらゆっくり歩行できた。俺の顔を見て、はっきり認識もできた。言葉も喋れた。

息子の俺を溺愛してくれていたので、俺が見舞いに来ると笑顔で迎えてくれた。このまま病状はいい方向にいくと信じていた。

わずか半年後、リハビリテーション病院を追い出されることになった。どういうルールでそうなっているのかわからないけど、特別養護老人ホームに移された。

特別養護老人ホームに行ったことある人いるかな?場所にもよると思うけど、うちがお世話になったところは、入居老人たちの㍋死んでた。「うーうー」うめいていたり、一人で何かぶつぶつ喋ってたり、突然発狂したり。地獄絵図だよ。

そんな中に、比較的若いうちの母が入居。しばらくして、うちの母の目も死んでいった。言葉はあまり喋らなくなり、歩くこともほとんどしなくなった。会うたびに弱っていく感じだった。

その後、父が結構お金のかかる施設を見つけてきて、そこに転院。環境だけはだいぶマシになったかな。でも、体は弱っていく一方。

弱っていくということは、病気や怪我しやすくなるということ。軽く風邪引いて入院して、戻ってくると起き上がることすらできなくなってる。

ちょっとベッドから転げ落ちて入院して戻ってくると、もう言葉も喋らなくなってる。悪化していく一方。最近では、寝ているのか起きているのかもわからない。最初の一歩をつまづくと転落していくというのはこのこと。悲しいというか悔しいというか。

そして元気だった祖母もいつの間にか施設にお世話になるように。

祖母は入居当時はまだピンピンしていて、ハキハキと言葉も喋っていたし、自分で歩くこともできた。

それがあるとき、ベッドから転落して腰の骨を折ってしまった。そのせいで一気に元気を喪失。ベッドに寝たきり状態で、言葉もあまり喋らなくなった。

老いていくというのはこういうことなんどろうけど、もっと何とかなんないのかなと思う。いつも心の中でくそー!と叫んでる。一歩踏み外すと、最後まで転落していくしかないのか。

自分は、寝たきりとかになる前に、言葉も喋れなくなる前に、サクッと死にたいと思う。サクッと死ねるかわからないけど、神様、サクッと殺してください。

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