東京23区で最も壁が薄い疑惑のアパートから脱出

この1年、騒音で悩まされ続けてきた部屋とも、今日でお別れだ。

このアパートへの不満はたくさんあるが、まず言いたいのはとにかく壁がコンドーム並に薄いということ。そのおかげで、隣と上階の生活音に悩まされ続けた。

2階建の1階を選んでしまったのが運の尽きで、上の階の人がちょっと歩くだけで「ドスン!ドスン!」という重低音が頭の上にのしかかる。上階の人は夜に活動するネコ型動物らしく、深夜2時過ぎると「ドスン!ドスン!」が始まる。おかげで万年寝不足。あまりにひどいときは長い棒を使って上をど突くと、しばらく静かになった。(上階の住人の名誉のために言っておくと、ごくごく普通の生活音で、騒音ではなかった。生活音を騒音にしてしまうアパートの構造上の問題)

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教訓「内覧の際は、上階の生活音を確認するべし」

つぎに両隣の部屋。片方は女性だが、たまに彼氏を連れてきてキャッキャ♪ウフフ♪をやっている。それね、全部聞こえてるからね。でもウフフ♪ウフフ♪してるくらいなら許すよ。問題はもう一方の部屋。いい歳した兄弟?みたいのが住んでいて、たぶん普通にちょっと大きめの音でテレビ見てるだけなんだろうけどそれがこちらの部屋まで丸聞こえで、しかもちょっと音がこもった感じで不協和音が聞こえてくるからしまいには気持ち悪くなってくる。そしてたまーに兄弟げんかが始まってドタンバタン。警察呼ぼうかと思ったこともある。

で、これは造りが悪すぎるのだが、1DKの間仕切りの扉がスライド式。思い切り閉めるとドアのヘリが壁にあたって「ドーーーーーーーーーーーン!」という衝撃音が心の平穏を破壊する。これ、結構キッツイよ。地味にじゃなくすごく心臓に悪い。隣の人は何も気にしない人で、家にいると1日10回は「ドーーーーーーーーン!」という衝撃波をくらう。そのたびに心臓が縮み上がるのだ。

教訓「間仕切りがスライド式の部屋は避けるべし」

窓側は道路に面していて、車の騒音やら通行人のおっさんのカー!ペッ!というツバの吐き出し音や腹立つ口笛やたまに変な奴の奇声が嫌でも聞こえてくるし、夜中にゴミを出す人や、ゴミを漁る人のノイズもバッチリ聞こえる。玄関側は通路になっていて、郵便やポスティングの「ガタッ」という音でビクッとする。要は四六時中心が休まることがない。

それとこれはこのアパートの余計な特典と言うべきだろうが、なぜか庭付き。道路から丸見えだから庭に出ることなどないのだが、雑草は勝手に生えてくるし、おかげでムシが多い。それで、このボウボウに生えきった雑草の処理は誰がしてくれるんだろうか・・と思っていたらいつの間にかむしり取られていて、「え?この草をむしった人はどこからうちの庭に侵入したんだ!?・・まさかうちの部屋に勝手に侵入しているのだろうか!?」という疑念をずっと抱いてきた。いまだに真相はわからない。

そんなわけで、部屋の上+前+後+左+右、5方向からの攻撃を受けていてもう逃げ場がなかった。こんなに居心地の悪い部屋は初めてだった。せっかく引っ越したのに、なるべく家にいたくなくて、朝早くに出て、夜遅くに帰ってくるようにした。それでも深夜から始める「ドスンドスン」の音に苦しめられた。

教訓「アパートに住むなら最上階の角部屋を選ぶべし」

ちなみに、無職の引っ越しはめちゃめちゃ大変。「ご職業は?」で「無職です」と言うとまず部屋を貸してもらえないので、「個人事業主やってます」と答える。次に「年収は?」と聞かれて「ほとんどないです」と答えると無職扱いになるので、「ちょっと事業を始めたばっかりで・・」と濁す。何軒かの不動産屋でそういうやりとりをして侮蔑の眼差しで見られる経験をすると、心がちょっとずつ病んでくる。無職って大変だな、とつくづく思う。

本日晴天吉日、やっと引っ越せるのである。次の家は山手線沿線のワンルーム。狭いけど、家賃は高い。保証代行とかもろもろ含めるとさらに高く付いてしまった。でも、3階建の3階、角部屋を選んだ。お願いだから、お願いだから平穏な生活をさせてくださいと、心から祈っている。

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