憲法学者の9割が反対する「戦争法案」を阻止せよ

安倍内閣が強引に押し進めている「安保法制」。報道ステーションが、憲法判例百選の執筆者である憲法学者198人にアンケートを取った(回答率は約75%)。今回はなかなかいい仕事をしたじゃないか、報道ステーション。

回答者151名中、144名が「安保法制は憲法に違反する」または「憲法違反の疑いがある」と回答。「憲法違反の疑いはない」としたのはたったの3人。つまり、憲法学者の9割以上が「憲法違反」だと考えているのである。

学者先生の言うまでもなく、戦争につながりかねない危険な法案だと多くの国民が考えていたはずだが、先生方のご意見によって理論付けが明確になった。

もし安保法制を通したいのなら、しっかりと改憲の手続きをせよ、さもなくば法案を取り下げろ、それだけの話だ。そしてどうしても法案を通したいというのなら、開戦も覚悟して、有事の際の国民の安全をどう守るつもりなのか、天皇と戦争の関わりをどうするのか、しっかりと説明しろということだ。

政府だけが戦争で戦って相手国を抑え込んでくれるのならいいが、結局戦争に巻き込まれるのは私たち国民なのである。日本は憲法によって、戦争を放棄することで安全を守ってきた。なぜその安全を破ろうとするのか、全く理解に苦しむ。今回の政府の対応は、単に戦争をやりたいだけの危険な思想に毒されているとしか思えないのである。

憲法学者の先生方の意見を一部だけ抜粋してみた(出典:報道ステーション)。あくまで私が理解できる部分についてのみ、先生方のご意見のごく一部の抜粋であり、これだけが先生方の真意を表しているものではないので、詳細は報道ステーションのホームページを確認してほしい。

憲法学者の主な意見(抜粋)

慶応義塾大学名誉教授、弁護士・小林節氏
「わが国を自殺に導くような歴史的愚策である」

中央大学教授・植野妙実子氏
「平和主義を根幹から揺るがす違憲の法案である」

早稲田大学社会科総合学術院教授・西原博史氏
「政権には、安全保障法制を提案する資格がありません」

東京経済大学現代法学部教授・加藤一彦氏
「大学教師として。二度と学園から学徒を出陣させてはなりません」

早稲田大学法学学術院教授・水島朝穂氏
「徹頭徹尾憲法違反である」

龍谷大学法科大学院教授・諸根貞夫氏
「伝統的な木造平屋建て家屋の上に、無理やり石造りの2階を増築するようなもの」

長崎県立大学准教授・實原隆志氏
「安倍首相(内閣)は「幸福追求権」の「幸福」という文言に引っ張られすぎており、その憲法上の意義が十分に理解できていない印象」

関西学院大学法学部教授・長岡徹氏
「政府の説明には、ごまかしが多い」

中央大学法学部教授・橋本基弘氏
「都合が悪くなったら解釈を変えて、好きなことをできるようにするというのは立憲主義の国家としてはあるまじきこと」

国際基督教大学客員教授・稲正樹氏
「国権の最高機関をないがしろにする、政府の専断的行為」

金沢大学法務研究科・稲葉実香氏
「国民の意思を一部の権力者が勝手に改変する、これはもはや民主主義ではない」

関西学院大学大学院司法研究科教授・永田秀樹氏
「「憲法なき政治」への逆行である」

九州大学法学部教授・南野森氏
「憲法9条の改正を正面から国民に問うべきである。」

西南学院大学法学部教授・齊藤芳浩氏
「9条を規定した意味が喪失する」

早稲田大学法務研究科教授・中島徹氏
「自国の内部から安全網を崩壊させるものだ」

駒澤大学法科大学院教授・日笠完治氏
「主権者たる国民が政府のための道具になりかねない」

明治学院大学法学部教授・宮地基氏
「日本と攻撃国との間の「紛争」をこちらから「戦争」にエスカレートさせるもの」

名古屋大学大学院法学研究科教授・愛敬浩二氏
「自衛隊は正真正銘の戦場で戦闘行動を行う危険性が飛躍的に高まる」

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